息子の最後の運動会 6年生恒例の組体操をみる ピッ・ピッと先生の合図で次々に変化していく 何人かで息を合わせて、難しい技に挑んでいく そんな息子や仲間をみていると涙がこぼれそうになる 慌てて、手で目をこする 「アイツ、こんなこともできるようになったんや」 「なんかいいよな」 「あーあ、もうこれで最後か」 「もう少し小学生のままでもいいのに」 ほんわりした気持ちでぼんやりみていると、 最後の大技のために息子はどこかに走り去ってしまった。 「しまった!見失った」 「あれ、どこやろ、あっちかな、いや違う。えーどこや」 きょろきょろしている間に最終演技が終わってしまった。 「えー、こんな終わり方ってありかよー!」