論理的思考法と閃き力をつけよう
数学に必要ななのは計算力だけではありません。論理的思考や今まで学んだたくさんの内容からパッと適するものを閃く力も必要です。これらは単に解法を暗記するだけでは身につきません。普段から物事を考えてみているかによって体得できるものです。皆さんは周りのものに対して、「どうしてだろう?なぜこうなるんだろう?」と見ていますか?
これらを楽しみながら見につける方法は、クイズやパズルなどに取り組むことです。
「お勉強」ではなくワクワクしながら取り組めます。また、解けたときの爽快感を味わうと病み付きになるかも。
ただし、この方法は身につくまである程度時間がかかります。入試が迫った受験生にはおススメできません。もちろん気分転換に取り組むのはいいですよ。
実践的な学習法1
(テストで平均点以上取れる人向け)
自分オリジナルの参考書を作ろう!
テスト中、「前にやったときはできていたのに・・・≧▽≦」
と思いつつ出来ないことってありませんか?
このような判らない問題(問題な問題)に早く気付いて、対策をとればれば、成績はあがると思いませんか?。
ではテスト前に「問題な問題」をラクして見つける方法は?
それが「まとめノート」です。
テスト前に見つけるのではなく、学習したその時に見つけておくのです。塾や学校あるいは家で解いた問題が「難しいな」「今は出来るけど後が心配」と感じたら、その問題を「まとめノート」
に移します。(問題をコピーしてノートに貼り付けてもいいです)
そしてその下に解き方を書いておきます。解き方は教科書・問題集の解説を写してもOKです。ただし、ちゃんと理解してから写しましょう。
テスト前の勉強で「まとめノート」をフル活用!
「まとめノート」の使い方はとても簡単♪
テスト前に「まとめノート」の解説部分を下敷きなどでカバーして、上の問題だけをみてひたすら解くだけです。
普段の勉強で引っ掛かった問題ばかり並んでいるので、効率のいい学習ができます。テストで点をあげるには、確実に出来る問題を増やすこと。あなたが苦しんだ問題ばかり集めた「まとめノート」はとても頼もしい味方です。是非1冊作ってみましょう。
実践的な学習法2
(テストで平均点が取れない人向け)
まず計算を押さえよう
計算は運動と同じです。何回も繰り返し練習すると、いつの間にか上手くなっています。また練習方法も運動と一緒で自分にあったレベルの問題を何回も繰り返すことです。苦手な人がいきなり難しい計算問題に取り組んでも、1問とくのに時間がかかり、また間違えることも多いと思います。時間をかけても「できた・わかった!」という達成感を味わうことが出来ません。その結果、やっぱり僕(私)は計算は苦手なんだとますます自信をなくしてしまいます。
分数・少数の計算の確認から
はじめる前に、まず小学時代の基礎項目の確認です。次の計算ができますか?
上の問題が出来ない人はまず以下の単元の復習からはじめましょう。
◆小数のたし算・ひき算・かけ算・わり算(小学校4-5年)
◆倍数・約数(小学6年)
◆分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算(小学校5-6年)
◆帯分数を仮分数に直す。 解き方の解説がしっかり載っている問題集・参考書を使うのがラクにできるコツです。
まずは出来る問題から
最初は計算問題集(ドリル)の出来る問題から始めます。後で何回か復習したいので、ノートを使って下さい。基礎問題ばかり取り組むのもいいです。OK、大丈夫と自信がついてから、難しい計算問題に取り組みます。そのとき、できればその問題がわかる人(友達でもいいです)に横にいてもらって、自信のないときは教えてもらいましょう。
教えてもらった後は、次の日にもう一度同じ問題をやってみます。自分でできれば次は3-4日後にしてみて下さい。そしてさらに1週間ほどあけてその問題をしてみます。そこでスラスラ間違えず解ければ自分の力になっています。
しっかり達成感を味わって、自信を育てます。
最初は、大丈夫かなと不安でいっぱいでしょう。今まで計算が苦手だったんですからね。自信のない人は、まず自信を持てるようになることが大切です。いきなり難しい問題に取り組み、頑張ってみても、分からなかったり計算ミスが続けば、せっかくのやる気もしぼんでしまいます。そして最後には「あーあやっぱりダメか。自分は数学に向いていないんだ。」とますます自信を無くしてしまいます。だからこそ、最初は出来る問題をたくさんこなして、たくさん正解し、「結構できるかも」といい気分で日々の学習を終わるようにしましょう。そうすると、次に勉強を始めるとき、前回のいい気分で終われたことを思い出して意外とすんなりと学習に入れると思います。
楽しく毎日続けるコツは英語編に載せています。参考にしてください。
長い休みには今までの計算問題の復習を
何回か練習してできるようになった計算問題。でも定期テストが終わってしばらくすると、やり方が思い出せなくなることがありますよね。使わないものは忘れてしまうのです。そこで、夏休みや冬休みに今まで習った問題のやり直しをしましょう。最初やり方を思い出すまで時間がかかるかもしれません。でも初めてその問題をしたときに比べると短い時間でやり方を思い出して正解できるようになります。そんなとき、すかさず「やっぱり僕(私)やるな!」と自分をしっかり褒めてくださいね。ここでもいい気分で勉強を終わらせましょう。
実践的な学習法3
(テストで平均点が取れない人向け)
算数、大丈夫?
塾で教えていて感じるのですが、数学が苦手な人はじっくり考えるのが苦手な人が多いです。(^^ゞ
このページの最初でも書きましたが、パズル・ゲーム・なぞなぞ等で楽しく頭を使う練習をしてみてください。頭のトレーニングを続けながら、基礎項目のチェックもしてみましょう。以下の項目は大丈夫ですか?
◆面積の公式(小学4-5年)
◆体積の公式(小学6年)
◆割合(小学5年)
◆単位量あたり・速さ(小学6年)
◆平均(小学6年)
これらが???な場合は、たとえ計算が良くできても数学の応用問題(文章題)が解けません。まず小学算数の復習からはじめましょう。解き方や考え方がたくさん載っている参考書・問題集で勉強すれば、すぐに取り戻せます。小学生のときは難しいと感じた問題も中学生の今になれば結構簡単かもしれません。「意外とできる」と感じたら、ここでも自分をしっかり褒めてください。お母さんやお父さんに「できるようになったよ。」と成果を言うのもいいかもしれません。しっかり親から褒めてもらいましょう。
中学数学は算数で学んだ項目(面積や体積の公式など)は理解している前提で書かれています。そして中学校では算数は教えてくれません。だから自分で復習する必要があります。実際、高校の入試問題にも算数で学んだことが出題されています。逆に算数部分がしっかり理解できれば、今まで悩んでいた数学の問題をすっきり解けることもあります。どうですか、算数復習してみたいなって気がしてきましたか?
思いたったら、すぐ実行です。「鉄は熱いうちにうて!」
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